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日本人の死に時―そんなに長生きしたいですか (幻冬舎新書)
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| 商品カテゴリ: | 医学,薬学,医療,看護,介護
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| セールスランク: | 11526 位
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| 参考価格: | ¥ 756 (消費税込)
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足るを知る美しさ、足るを知らない醜悪さ
久坂部氏の著書を読むのは。「廃用身」「破裂」に続いて三冊目です。加齢に伴って発生する病気や障害の多くはきれいさっぱり治るという可能性の少ないものである。そんなことは医師も看護師はもちろん誰よりも本人自身がよくわかっていることなのに、「病院」という場所が病気の治療をするところである限り、治らないという事実を誰も言い出せず、無駄であるどころか有害かもしれない治療の無間地獄から抜け出せないでいる・・
ガン末期の無用で有害な延命治療の悲惨さを訴えた「病院で死ぬということ」というベストセラーがあり、こと末期がんに関しては無用の延命治療を避ける事についての理解は以前に比べれば相当よくなってきているようですが、癌以外の加齢に伴うさまざまな障害や病気についての理解、国民的コンセンサスはまだまだのようです。
健康寿命(十分に活動できる平均年齢)といわゆる平均寿命は一致せず、現在のわが国では7?8年ほどの開きがあるといわれ、この人生最後の7?8年は健康ではない期間、すなわち介護が必要な年数なのです。医療の進歩によって健康寿命が延びて、みんなが元気で天寿をまっとうできればよいのですが、実際は医療によって治りもせずよくもならない、介護の必要なお年寄りだけが増えているというのが現実です。どんなに治癒する可能性が低くても、患者さんが来てしまった以上、病院というところは有害無益かもしれない治療を続けなくてはなりません。この国には「安楽死」を容認する法律はなく、死を容認することは犯罪であり、許されないからです。
著者の主張の真骨頂は第八章にある「病院へ行かないという選択」にあると思います。もちろん個人差はあるし、90歳を超えても病院にかからなくては気がすまないというお年よりもいるかもしれません・・。しかし、あちらこちらを突っつかれ、痛い検査を受けた挙句「やっぱりなおりません」なんて阿呆な説明を聞くために何時間も待って大病院にかかる事ほどくだらないことはないはずです。もういい加減に「健康神話」やら「病院信仰」などから卒業すべきなのです。もちろんこういったことは他人から強制されるようなものではありませんが、多くのお年寄りが病院へ行かないという選択をすれば、悲惨な最期を迎えるお年寄りが少なくなることは事実でしょう。
自分で決める、それが大事
著者は医師であるから、当然「後期高齢者医療制度」が始まることを視野に入れて書かれただろう。
私ごとであるが、うちでもちょうど母の脳に大きな動脈瘤が見つかり、治療法の選択を迫られていたので、迷わず手にとり参考にさせていただいた。結論は、天寿をまっとうすることを希望する。母と二人で出した答えだ。今でも間違ってはいないと思っている。
だが、ちょっと待て。自分で「もういい」と思うのと、国から「もういいでしょ」と言われるのは全然違うのだ。
私は時々、妙なところに発想が飛んで顰蹙をかうのだが、今も「動物のお医者さん」の中のやりとりを思い出してしまった。「大学に6年もいた挙句、就職がないなんてみっともないことをご近所に話してるの?」という娘に、母親が「話してないわよ、そんなみっともないこと」と応じる。その答えに娘は物すごく落ち込むのである。
結局、今の日本で起きているのは、こういうことではないのか。国に言われなくたって、みんな自分の将来ぐらい考えている。
人はみんな死を迎える。こんな当たり前なことがわからない人が多い。
後期高齢者医療制度がはじまり、老人いじめだなんだとマスコミはあおっていますが、実際にいま病院に入院している患者の半分以上は75歳以上の老人です。それもほとんどなおるあてのない癌や慢性疾患。これらは病気ではなく、人の種としての限界、老化に起因するもので、治療はできません。患者も家族も死や老化を受け入れられず、80になっても、90になっても、痛いだ、苦しいだといっては、病院に押し掛けます。しかし、老化を直すことはできません。耐用年数がすぎれば、あとは死しかないのです。旧約聖書で、神は人の寿命は70歳だといっているそうです。ならば、それ以上少しでも長生きできたことは幸せだと考え、最後のときを静かに迎える。痴呆になり、寝たきりになり、おむつを当てられ、食事も鼻から経管栄養などという状態になり、床ずれまみれで、朽ち果てるような、見苦しい死に様だけはさらしたくないものです。
老後の不安をさらに煽る本になっている。
もう少し、練ってからだしてほしかった。
男性の寝たきり平均が6・1年、女性で7・6年が余儀なくされるなんて
カバーに書かれています。
これは平均寿命と健康寿命の差にすぎないのでイコール寝たきりではないんです。
病院では楽には死ねない
難しい内容ではないので、医師以外の人にこそ読んでほしい本です。
病院では楽には死ねません。病院にいる限り苦しみは続きます。
一般の人は知らないでしょうが、苦しまずに死ぬことを望むなら治療しないことです。
入院しているといつまでも苦しみが続く、ということを教えてくれる本です。
幻冬舎
大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す (幻冬舎新書) 満足死 寝たきりゼロの思想 (講談社現代新書) 廃用身 (幻冬舎文庫) 自死という生き方―覚悟して逝った哲学者 無痛 (幻冬舎文庫)
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